黒毛和牛ってどんな牛肉なの?
国産牛や交雑種との違いはなに?
この記事では上記の疑問や悩みを解決します
この記事は2015年からお肉屋さんに勤め今では主任!
お肉のお取り寄せが大好きで40品以上お取り寄せしたお肉のプロが書いています
「黒毛和牛」って高くてなんだかいいお肉ってくらいしか実際知らないですよね
他にも「国産牛」や「交雑種」もスーパーでよく見かけるがいまいち違いがよくわからないけど購入していませんか?
そこで今回この記事では「黒毛和牛」がどんな牛肉なのか「国産牛」や「交雑種」との違いは何かを徹底解説していきます
この記事を読めば牛肉について詳しくなり。今までなんとなくで買っていた牛肉の違いがわかりシーンにあった牛肉選びができるようになります
黒毛和牛は和牛という品種の1つ
黒毛和牛は明治時代から品種改良と飼育方法に工夫を重ね、世界に誇れる品質となった牛肉
日本の牛肉の中でも最高ランクの牛肉でサシ(霜降り)が綺麗に入りとろけるような食感が特徴で贈答用にも利用されるほど人気の牛肉です
実は黒毛和牛は「和牛」の中の1つの種類で「黒毛和種」と呼ばれています
和牛の中に上記の4種類があります
黒毛和種
みなさんが1番よく目にするのが「黒毛和種」です
全国の和牛の飼育数の98%を占める牛肉で、黒毛の単色・角・ヒヅメが黒いのが特徴
銘柄牛のほとんどがこの種類となっています
例)松阪牛・近江牛・但馬牛
褐毛和種
熊本県と高知県の赤牛を基礎に改良を加えられた品種です
黒毛和種についで多い品種で、肉質は黒毛和種に近いとされています
赤身が多く霜降りの部分は少ないです
例)くまもと赤牛・土佐あかうし
日本短角種
東北地方北部原産の南部牛を基礎に改良を加えられた品種です
岩手・秋田・青森が主な生産地
肉質は黒毛和種には及ばず、キメが粗く食べ応えがあり、赤みが多いのが特徴
例))いわて短角和牛・八甲田牛
無角和種
山口県の在来の和牛を改良した品種
毛並みは濃くて黒毛和種に似ていますが、皮下脂肪がつきやすく、霜降りが少ないのが特徴です
現在は生産量が少なく希少な赤身肉として再注目されています
例))山口特産無角和牛
スーパーでよく見かけるのは「黒毛和種」です
黒毛和牛と国産牛・交雑種の違いを解説
ここでは「黒毛和牛」と「国産牛」・「交雑種」の違いを解説
まず、日本で販売されている牛肉は「輸入牛肉」と「国産牛肉」にわけられ、「国産牛肉」は「和牛」と和牛以外の「国産牛」にわけられます
そして、「国産牛」は
- 乳用種
- 交雑種
- 外国種
上記の3つに分けられます
乳用種
皆さんが「牛」と聞いてイメージされる白黒の牛が「乳用種」と呼ばれます
乳用牛の雄を去勢して肥育したものと、乳用牛として乳を絞るのをやめた雌牛があり霜降りは期待できません
スーパーで「国産牛」としか書かれていないお肉は「乳用種」がほとんどです
交雑種
他の品種とかけわせてできた品種で、ほとんどが和牛の雄と乳用種の雌をかけあわせたものです
病気に強く早く大きくなる「乳用種」と、霜降りがあり、肉質がやわらかい和牛の特徴をもつ値段的と味のバランスが良い私のおすすめの品種です
「交雑」とい字からあまり良いイメージを持っていない方もおられますが牛肉に関してはとても良くておすすめの品種です
外国種
外国の品種で早熟なのが特徴
世界三大品種として「アバディーン・アンガス」・「ショートホーン」・「ヘレフォード」が有名です
中でも「アバディーン・アンガス」は肉質が良いとされています
「アンガスビーフ」ってよくスーパーでも目にしますよね!
まとめ:黒毛和牛は和牛の中の1種類
今回は黒毛和牛について解説しました
黒毛和牛は和牛の中の1種類で他に3つの種類がありました
また、牛肉の品種は上記のようにわけられます
なかでも国産牛の「交雑種」は和牛と乳用種をかけわせた品種で味と価格がちょうど良くておすすめの品種となっています
「交雑種」は多くのスーパーで取り扱っているので見かけたら購入してみてくださいね!